バルタスロール・ゴルフクラブはアメリカでもっとも古いゴルフクラブになります。
米国のゴルフ史上特別な歴史を持つコースとして、1895年の開設以来、数々の歴史を重ね続け、1903年の1回目のUSオープンの開催以来、同オープンの開催数の最多記録があります。
アメリカでは珍しくゴルフクラブのみのコースであり、テニスコートなどの他の施設の併設がないのが特徴です。
クラブの目的は「ゴルフプレーで威厳ある古きゲームを育み発展させること」となっています。
私たち日本人にとっては「バルタスロールの死闘」としても知られている、ゴルフ界の帝王ジャック・ニクラウスと日本のトッププロである青木功プロが繰り広げた勝負はとても有名です。
惜しくも2位となった青木功プロを世界がゴルフの歴史にその名前を残すことを認めたとても重要な大会ともなりました。
また、近年ではフィル・ミケルソンとタイガー・ウッズのデットヒートも記憶に残るところです。
コースでは、2ホール続けてのロングホールが劇的なドラマを生み出しています。
非常に長いロングホールの17番は何と630ヤードとなります。
しかも、グリーンが砲台であるため難易度のあるコース設計となっています。
そして最終18番もロングホールであり、こちらは左ドックレッグになったセカンドショット地点にはハザードが邪魔をし、距離の長いセカンドショットを強いられる難ホールです。
バルタスロール・ゴルフクラブは米国の雄大さと歴史のあるゴルフクラブを体験できる、ゴルファーたちの憧れのコースなのです。