1979年に33期生としてプロ入りした女子プロゴルファーが、稲葉真寿美選手です。
1951年生まれ、愛知県出身の稲葉真寿美選手は18歳の時からゴルフを始めており、青山学院大学を卒業後の1979年にプロテストに合格すると、同年の広島女子オープンでツアーデビューを果たします。
二年目のシーズンである1980年には安定して賞金を獲得し、賞金ランキングで48位に入ると、1981年には諏訪湖女子オープンで4位タイを記録し、一躍注目を集めました。
1982年には西海国立公園女子オープンで6位タイ、東海クラシックで7位タイ、北陸クイーンズで8位タイと安定して上位に姿を見せ、この年賞金ランキングは31位まで上昇しました。
1984年も山陰女子プロの同率6位を始めとして、多くの大会で活躍すると1985年の東北クイーンズでは3位タイと優勝争いを演じ、プロでの最高順位を記録しました。
以降は徐々に成績が下がっていき、レギュラーツアーでは予選落ちを記録することが多くなると、二部のステップアップツアーにも参戦して現役への強い拘りを見せました。
しかし、1980年代と比べると順位が大幅に下がり、1998年を最後にレギュラーツアーには参戦していません。
暫く稲葉真寿美選手の名前は聞かれなくなりますが、2005年にレジェンズツアーの第2回盲導犬チャリティLPGAエバーグリーンゴルフカップで優勝を果たし、プロ入り後初のトーナメント優勝を記録しました。
以降もレジェンズツアーに出場しており、積極的に大会に参加している選手です。