兵庫県加西市で1973年に開場した播州東洋ゴルフ倶楽部は、ゴルフコース設計の分野で大きく名を残した上田治氏が18ホールの設計を担当しています。
氏が手がけたコースを、昔のまま現在まで残しており、それが大きな売りです。
丘陵地帯に作られていながらもフラットに仕上がっているので、高低差で悩むことはほとんどありません。
元からあった自然を活かした作りとなっており、高低差があまり無いという点以外に一貫した特徴はありません。
各ホールはそれぞれ異なる特徴を持っているので、プレーヤーには多くの技術が求められます。
池が非常に多く、また面積が広いので、池越えが苦手な方にとっては苦しいコースです。
池越えでスタートするホールが5つもあり、ティーショットでのミスが打数に大きく影響します。
池と比べると、バンカーは非常に少なめです。
グリーン周りには配置されているものの、さほど大きくはないので、バンカーでつまずくことは少ないでしょう。
周囲からせり上がるように作られた砲台グリーンを採用しているコースですので、この形に慣れていない場合は苦戦することが必至です。
東洋企業グリーン開発株式会社がオープンより長らく播州東洋ゴルフ倶楽部の経営を行っていましたが、2012年には経営をオリックス・ゴルフ・マネジメントに譲ることが発表されました。
名称の変更などは行われておらず、サービス自体にも変更はありません。
値段については昔に比べて若干安くなったとの声が聞かれます。