東京都多摩市にある府中カントリークラブの18ホールは、富沢誠造氏によって設計されており、その特徴は視界が開けている点にあります。
いわゆるブラインドと呼ばれるホールはありません。
若干カーブしているホールはあるものの、ティグラウンドからカップが見えないということはないので、目視してショットを打つことが可能です。
府中カントリークラブの18ホールで最も苦しめられるのは、アンジュレーションとなります。
多摩丘陵に作られたコースは、フェアウェイでもフラットでないところが多く、ショットが非常に曲がりやすいのです。
最も打ちやすいフェアウェイでもそのような状態なのですから、ラフやバンカーに捕まった場合に抜け出すことはさらに困難となります。
名匠と呼ばれている富沢誠造氏が作成したコースは多く存在しますが、府中カントリークラブの18ホールは代表的な作品と呼ばれており、難易度は高めです。
ゴール地点がはっきり見えているにも関わらず、そこにボールを持って行くのが難しく、傾斜によるボールの回転を常に計算しなければなりません。
この18ホールを打つ場合は、戦略を練ることが特に重要です。
どこにボールを落とせば次に打ちやすいかを読み、さらに実際にそこに飛ばす技術が求められるでしょう。
1969年に開場と歴史を持つゴルフ場であり、名門として知られています。
メンバーシップコースであり、予約が可能なのは会員のみです。
ゲストでプレーするためのハードルは高めと言えます。