108名で争われるANAプリンセスカップは、ステップアップツアーの一つです。
ステップアップツアーとは、レギュラーシーズンに出場権がない人たちが、レベルアップのために実戦経験を積むと同時に、レギュラーシーズンへの出場権も獲得できる、下位選手にとっては、チャレンジングな大会になります。
2005年から開催されていて、2011年までは、ANAダイヤモンドゴルフクラブ北コースで行われていました。
大会当日には、さまざまな場所でANAらしい意匠が組み込まれていて、飛行機の形を模した景観が楽しめます。
そのためゴルフファンのみならず航空機のファンの人でも、見ていて楽しめる仕掛けになっています。
コースの距離自体は短いのですが、所々でテクニカルな設計がされていて、なかなか一筋縄では行かないコースになっています。
また、ハザードが、ショット地点から見通せるフェアな設計ですから、これらをどう利用していくかが攻略のカギになっていきます。
2012年からは、早来カントリー倶楽部になったのですが、これは名称が変わっただけで、コース自体は変わっていません。
交通アクセスもよく、観戦もしやすくなっています。
また、北海道で行われているLPGAということで現地は大きな盛り上がりを見せます。
もちろん、トッププレーヤーが揃う女子国内ツアーと比べたら集客力は落ちてしまいますが、それでも、将来のプロをこの目で見ようというゴルフファンにとっては、見逃せない大会になっています。