全英シニアオープンはイギリスで行われているシニアのメジャートーナメント大会となり、欧州シニアツアーの一つとなります。
開催時期は毎年7月下旬となり、出場資格として初日の時点で年齢が50歳に達していることが挙げられます。
予選の免除として、同大会の歴代優勝者、シニアメジャー大会の優勝者、前年の欧州シニアツアー賞金ランク上位30位までなどがあり、多くの有名選手が出場する、イギリスでのシニアツアーとしては最大級のものと言ってもいいでしょう。
賞金総額は200万ポンドとなっています。
歴史としては、第一回大会が行われたのが1987年となります。
2003年より、PGAツアーが運営するチャンピオンズツアーに昇格しました。
2002年には須貝昇プロが日本人としてはただ一人、全英シニアオープンで勝利しています。
チャンピオンズツアーに昇格する前は、コースは4年から5年ほど同じところで行われていたのですが、昇格後は完全な持ち回り制となっており、毎年違うコースで行われているので、傾向などは掴みにくくなっている大会です。
そんな中、アメリカのトム・ワトソンプロは持ち回り制になってから3度も優勝している他、最小打数、通算スコアでも最高記録を持っています。
元々特定の国が強いという傾向はありましたが、チャンピオンズツアー昇格後はアメリカの選手が優勢となっており、2003年から2009年までの間ずっとアメリカ選手が優勝しました。
見る側としては、選手の出身国にも注目してみるとより楽しめるでしょう。