コンセントレーションは集中力のことで、あらゆるスポーツで大切なものです。
ゴルフでは特にコンセントレーションが重要とされていて、これを欠いていては正確なショットが打てないと言われています。
そのために、トーナメントなどでプロゴルファーがアドレスに入ったら、観客は静かにしておかなければならないというエチケットもあるほどです。
野球やサッカーならば観戦の中プレーをするのですが、ゴルフに至ってはその逆で、プレー中、すなわち球を打っているときというのは、じっと見守っておかなければなりません。
それは選手の集中力をそがないためです。
それだけに、ゴルフはメンタルが影響するスポーツと言われています。
冷静に考えれば、止まっているボールを正確に打つということができると、それだけで間違いなくスコアは伸びることになるはずです。
しかし、練習場では上手くいったとしても試合に出てしまうとまったくそれができなくなるということがあります。
その理由はいくつかありますが、メンタル面によるものが大きなウェイトを占めています。
もしここでミスをしてしまったら、うまく予想通りの場所に打てなかったら、また、これを打てばかなりスコアを伸ばすことができるなどの、邪念や心配が入り混ざって、体に力が入ってしまいます。
それを制御するためには、集中力を途切れさせないように、プレーに集中することです。
特にプロゴルファーにとっては、コンセントレーションをどれだけうまく維持できるかが、勝負の分かれ目になります。