ゴルフの順位は打数で決まります。
それが少なければ少ないほど順位は高くなっていくのですが、当然ですが1打差を争うような戦いになると、同数のものが多く出ます。
このときに表現としては1位タイや2位タイなどとされるのですが、トップのときだけはまた違った言葉が使われています。
それがコリーダーです。
リーダーというのは当然トップの選手を指していますが、これが複数いるときは、すべての選手にコリーダーの名称が与えられます。
「コ」というのは複数であるという意味や、協力してという意味の英語の短縮系になっていて、一位が複数いるということを指すのです。
日本語ではこのようにカタカナで表されるのが一般的ですが、表記の中には英語が交じっていてcoリーダーとしているところもあります。
このあたりは雑誌や放送局によって異なります。
この「co」は、cooperateの略です。
そしてこのような言葉の使われ方をするのは、何もゴルフに限ったことではありません。
ゴルフ以外の言葉においても順位やプレーヤーを指すときに、接頭語として「コ」が付くことはよくある話で、どれもが同じような意味を持っています。
また、ゴルフの勝者は必ず一人であるということから、決してこの状態のまま試合が終了するということはありません。
同じ得点のプレイヤーが並べばサドンデスが行われて、勝敗を決するまで戦われることになるのです。
つまりコリーダーは試合終了時点ではなく、試合の途中経過のみでしか使われることはありません。