ゴルフの醍醐味として、第一打、ドライバーでの豪快なショットを挙げる方は多いでしょう。
確かに、プロレベルになるとこの飛距離は結果に直結しやすいと言えます。
しかし、ゴルフは単に飛距離を競う競技ではありません。
単純に飛距離で競うものなら、体格差や筋肉量、それに性別によってはっきりと差がつくでしょう。
しかし実際は、打数で争うスポーツですので、仮にティーショットが苦手でも、後から挽回することが可能です。
そしてその為に必要な練習がショートゲームです。
ゴルフでゲームという単語はあまり使われません。
その為、短いゲームとは何のことか、と考えてしまうかもしれませんが、ショートゲームとは要はフルスイングをしないプレーの総称です。
カップまでの距離が100ヤード以内の箇所から寄せていくための技術のことを指し、具体的にはパッティングの他にウェッジショット、ロブショット、チップショット、バンカーショット等が挙げられます。
ゴルフで良いスコアを叩き出すために必要な技術が、ショートゲームから学べるでしょう。
100ヤード以内で、フルスイングをしないという点から、力を誇示したい人は合わないと感じるかもしれません。
逆に、あまり飛距離には自信がないという方でもこの正確性を上げる練習を行うことで成績向上が見込めます。
少ない打数で、正確にカップに近づけるショットの練習どちらかと言えば地味ですが、この技術を磨けばバンカーや深いラフといった窮地からでもチャンスを作れるでしょう。