ティーショットを打った時に、オーバードライブという言葉は使われます。
まず前提として、誰かが先にショットを打っていることが条件です。
最初に打つ人の場合この言葉は使われません。
そして後から打った人が、前の選手より飛距離を出した時に、オーバードライブという言葉が使われます。
ティーショットの飛距離で比較対象を超えたら使う言葉なのですが、実は英語ではこのような言い方はしません。
オーバーもドライブも英語にある言葉で、特にオーバーは比較して越えるという意味で使われますから、自然に使われるようになったのでしょうが、アウトドライブ(Out drive)という言葉で表すのが正しい使い方です。
オーバードライブという言葉は、いわゆる和製英語ですので、外国では通じません。
しかし、日本ではこちらの呼び方の方が定着しており「英米ではアウトドライブである」といった但し書きがあるものの、最近の辞書にも登録されていますので、外国で使おうとしない限りは問題ないでしょう。
外国でこの言葉を使った場合は、電子楽器のエフェクター、自動車の部品のこと、コンピュータの改造のことなどに取られてしまいます。
また、これらの用語は元の意味の派生で、本来は「酷使する」という意味を持つ言葉ですので、日本では何となく格好良い感じの響きがするかもしれませんが、英語圏ではネガティブなイメージを持つ方が居らっしゃるかもしれない言葉となります。
国内でならいいですが、海外では使用に注意して下さい。