「軽撃区」という、ちょっと変わった名前のゴルフメーカーを知らない人もいるかもしれませんが、「ゆるり」と言う名前ならば比較的知名度は高いでしょう。
最近の女子ツアーで、黒のウェッジにひらがなの「ゆるり」と記されたクラブを見かけた人も多いと思います。
それがそのものズバリ「軽撃区 ゆるり」です。
「ゆるり」は女子ツアーではもうメジャーな存在になってきています。
女子プロゴルファーがよく使っていることから、女性らしい線の細い華やかな印象を持たれるかもしれませんが、そのラインナップはどれも黒くて無骨な印象のものが多く、男性が持ったとしても違和感はありません。
ラインナップは幅広く、強烈なバックスピンを可能にする9番アイアン「撃+41」、絶妙なピッチエンドのアプローチを独自のウェッジで実現したピッチングウェッジ「撃+45」、そしてアルミでもステンレスでもなく真鋳でもない、独特なフィーリングを持つパター「ゆるり軟鉄パター」など、さまざまな場面に対応することができます。
その多くが、少しでもピンに寄せたい、繊細なプレーのときに活躍できるクラブとなっています。
人気の秘密は、ウェッジの独特な柔らかい感触。軟鉄鍛造で仕上げられていて、その精密性は群を抜いています。
ただし、コントロールしやすいのは上級者で、初心者にとっては慣れるまで使いにくい可能性もありますが、距離を稼ぐのではなく、正確性のショートゲームを主体にする人にとっては、間違いなく手放せないアイテムです。