スチールシャフトは鉄製のシャフトのことで、その特徴は重く、しなりにくいということです。
他の素材のシャフトに比べてかなり固く、普通のスイングでは、まずしなりません。
ですから、ヘッドスピードをそれなりに速くしなければ、有用に使うことができないシャフトと言えます。
ただし、そのかわり「鉄製」ですので、しなったときの反発力は他の素材よりも高く、しっかりとしたスイングスピードがある人ならば、飛距離が出やすいという特性を持っています。
問題は、このヘッドスピードが相当なものということです。
アマチュアゴルファーの平均スピードが38m/sと言われていますが、これ以上のスピードが必要とされています。
おそらくほとんどのゴルファーにとっては、これを選ぶメリットがなくなってしまうほどです。
ただし、ある程度軽量化されたものを選べば、この限りではなく、ヘッドスピードが平均を上回っている人は、試す価値がありでしょう。
でも一番の問題は重量です。
軽量化されたと言っても、やはり重みがありますから、それでラウンドを回る体力があるのかが問題になってきます。
逆に、いつも使っているクラブと変わらない重さ程度のものならば、今度は使う意味もなくなってしまいます。
ある程度の重みがなければ、インパクト時の反発力が強くなりません。
もしも、実際に使ってみて、鉄の方が飛距離が出るようならば、自分の体力と相談して、ラウンドで使ってみるのもいいでしょう。