キャビティはアイアンの種類の一つで、ピンの創始者カーステン・ソルハイムが考案した伝統あるクラブですが、他にも「マッスルバック」や「中空」などがあります。
見分け方としては、ヘッドの後ろを見ると分かりますが、バックフェースが丸でくりぬかれているようにへこんでいるのが特徴です。
これはくりぬくことによって重量を抑え、ヘッドを大型にすることができるという利点があります。
大型になったヘッドはスイートスポットが増えて、打ちやすいクラブになりますので、ミスショットを減らし、スイートスポットで捉えて適切な打球を打つためにも必要な処置です。
さらにバックフェースで削られた重量を調整することで、低重心化することも可能にしています。
中でも最大のメリットは、スイートスポットの広さです。
キャビティは一般的なアイアンの中でも、特に大きなスイートスポットを誇っており、ミスを少なくして扱いやすいことから、初心者にもお勧めですが、上級者であっても使っている人は多く、誰にでも万能なクラブと言えるでしょう。
また、ただでさえ低重心なのですが、それをさらに低くした、ポケットキャビティと呼ばれるものもあり、バックフェースが深くポケットのようにえぐられたタイプです。
バックフェースを見ると、上の方は本当に薄くなっており、特にアイアンに関しては、ここまで重心を下げることによって、高い球を打ちやすくなると言うメリットが生まれています。