ステンプメーターとは、グリーンのボールの速度を計測する器具です。
実際には長さ90cmくらいのアルミの棒状になっており、ステンレス製になっていることもあります。
見た目は本当にただの細長い板で、ややくぼみが作られていてそこにボールを乗せることができます。
計測方法はまず、くぼみにボールを乗せた状態で、反対側をグリーンに向け、徐々に持ち上げていき、転がるまで持ち上げます。
そして滑り台の要領で転がったボールは、グリーンを転がります。
その転がったボールの速さと長さで計測をするという、極めてシンプルな作りです。
そして、転がる距離が長ければ速いグリーンとされていて、短ければ遅いグリーンとなるのです。
また、よくこの数値で10や7などと表されることはありますが、これは転がった距離のことで、一般的には10以上ならば非常に速いと言われています。
そして7.5以下を遅いグリーンと表し、グリーンのスペックを見るときに、この数値は参考にされるのです。
プロのトーナメントで使うようなところでは、この値は11以上もあって、非常に高速であると言えます。
また、この器具は何もゴルフ場を管理している人や設計家だけではなく、一般の人でも買うことができますが、非常に高額なものです。
そして、もしも実際にプレーしているときに計りたいと思ったとしても、プレーを遅らせる原因になってしまいますので、同伴者やキャディに確認をとってみてから行ってください。