6インチ・プレースは、ローカルルールとして有名です。
このルールが意味するところは、打ち込んだ場所から6インチ以内ならば動かしても良いということになっています。
ただしカップに近くなるような位置はいけません。
その方向以外ならば6インチの移動が認められているのです。
さらにこれはプレースであるということで、肩の高さまで上げて、そこからボールを落とすドロップとは違うので、確実に自分が打ちやすい場所に置くことができます。
また6インチは15センチほどなので、十分に状況を変えることが可能な距離です。
しかしこれは公式のルールではなく、ローカルルールですから、特定のゴルフ場やコンペなどで発表がされたときだけ使うことができます。
では実際どういったときに使うかと言うと、それは次打が打ちにくいような場所にあるというときに使われます。
もしも障害物があるのならばそれを避けるようにしますし、アドレスが取りにくい位置ならば、これで回避をすることができます。
ただしこれを適応してしまうと、ゴルフのあるがままの理念に反してしまって、常に位置を変えることが可能になってしまいます。
実際にこれが適応されると、あまり良い顔をしない人もいるのは事実です。
しかし一方、初心者にとってはなかなかありがたい物という面も持っています。
実際にどうなるかはコンペや大会の主催者の判断にゆだねられますが、プレーヤー自身も自らノータッチでいくという縛りを作ることもできます。