クラフトナビスコ選手権は、アメリカ女子プロゴルフツアー(LPGA)のメジャータイトルとして知られています。
発足当初は「コルゲート・ダイナ・ショア大会」という名称でした。
これは、アメリカの歌手ダイアナ・ショアが企画して、歯磨きメーカー「コルゲート」とタイアップをして作られた大会だったからです。
1983年にメジャーに昇格したあとも、ダイアナ・ショアの名前は使われることになり、スポンサーが変わっても、彼女の名前は大会名から外れることはありませんでした。
1994年に彼女は死去しますが、その後も1999年まで残されることになりました。
そのときの大会名はナビスコ・ダイナ・ショア大会でしたが、2000年からは、ナビスコ選手権とされ、2002年から今の名前が使われることになりました。
開催コースは持ち回りではなく、「ミッションヒルズ・カントリークラブ」が第1回から会場とされています。
そして、LPGAのメジャータイトルとしては、この大会が初戦に当たります。
こちらの18番ホールには池があり、優勝者がその池に飛び込むことが恒例です。
初めて飛び込んだのは、1988年にエイミー・オルコットが、この大会で2度目の優勝を飾ったときだと言われています。
オルコットはその翌年も優勝をして、再び飛び込んでいます。
また、これが慣わしとなったのは、ドナ・アンドリュースが、大会直前に亡くなったショアのために池に飛び込んだことに起因しています。