佐藤由美子は、1984年までトーナメントツアーに参加していた女子プロゴルファーで、同じく女子プロ選手である佐藤のぞみの母親です。
山形県長井市出身の1955年5月21日生まれで、1977年に23期生としてプロ登録されています。
レギュラートーナメントへの出場での最高順位は、1983年の3月に那覇カントリークラブで行われた「沖縄牧自レディースゴルフ」での5オーバー14位タイというもので、この時に優勝した今堀りつとは7打差でした。
実質稼働年数6年間での成績はあまり上位に顔を見せることはなく、1984年7月に群馬県で行われた「週刊女性・JUNON女子オープン」への出場を最後に、現役を引退しました。
その後は、後進の指導者に転向しています。
ティーチングプロフェッショナル資格A級を保有し、東北福祉大学指定練習場にて「ツインズゴルフスクール」の名目でジュニア選手を育成していますが、これは娘ののぞみが在学していた縁からのものです。
まだアマチュアだった子供ののぞみが初めて出場した競技大会で、雨のために棄権をするととても厳しく諌めたというエピソードが残っています。
大人も子供も関係なく、競技者としての考え方を説いたもので、これは、プレイ以外の心構えなどを若い選手達に教えるという姿勢の原点にもなっています。
アイアン、特にショートが現役時代には得意でしたが、レッスンにおいてはオールラウンドで分かりやすいという評判です。