エナブランドで知られるENA株式会社は「クレイン製作所」として1965年に設立された、古くからあるゴルフクラブ製造メーカーです。
特筆すべき実績として、1973年に国産としては初めてカーボンシャフトを製造、販売を始めたことが挙げられます。
1983年には世界初のカーボンウッドを発売しました。
1987年には長尺クラブ「NASA」を発売し、これが名前を変えて現在も主力となっているエナブランドとなったのです。
その後は定期的に新商品を発売し、決して会社の規模自体が大きいわけではないのですが、ゴルフ界に大きな影響力を与えています。
「NASA」時代から会社のコンセプトは一貫しており、「長尺で大型なヘッドでありながら軽い」という夢のようなゴルフクラブを作ることです。
その挑戦は現在も続けられており、今後の製品にも期待が持てます。
エナブランド独自に取り入れられている理論として、「新フレックス理論」があります。
一般的に、ドライバーとアイアンでは全く同じように打つことは出来ません。
表示上は同じでも、アイアンの方が硬く、このズレを克服するのが上達への道でした。
しかし、ENAの新フレックス理論は、ドライバーからショートアイアンといったクラブ全般で、シャフトのしなりとねじれを統一することにより、クラブによる差を生み出さないことにあります。
この統一性により、どのホールであっても同じような感覚で打つことが可能になっていますので、使い分けが苦手な方は一度お試しになってみてはいかがでしょうか。