重い石という意味を持ち、クラブで使用されているタングステン

ゴルフ用語
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タングステンという単語を、化学の授業で習ったという方は少なからずいらっしゃるでしょう。
元素記号はWであり、原子番号は74番の元素です。
レアメタルであることでも知られています。
スウェーデンの言葉で「重い石」を表すこの希少な金属は、ゴルフクラブのヘッドの重心を調節する用途で使用されているのです。

このタングステンは身の回りの色々なところで使われてはいますが、レアメタルに属しているので決して安いものではありません。
そのレアメタルをゴルフクラブに使う理由は、比重にあります。

金属といえばまず思い浮かぶであろう金と同格であり、およそ鉛の1.7倍の比重です。
そして固さの面でも優れていますので、耐久性を上げる効果も期待できます。

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このレアメタルは重さを調節する為に使われますが、もちろん世の中にはもっと固く、頑丈でゴルフクラブに適したものがあるでしょう。

しかし、値段の問題があります。
金は比重の面ではこのレアメタルと同格ですが、実際にゴルフクラブには使えないでしょう。

製造コストが跳ね上がってしまいます。
他の貴金属でも同じで、製造コストを考えるとクラブへの使用は現実的とは言えません。

妥協ではないでしょうが、コストの面で現実的に使用が可能で、かつ比重の調整が上手くいくのがタングステンだったので、ゴルフクラブに使われていると考えられます。

今後、代替が務まるような金属が見つからない限り、クラブで使用されるのは確実です。

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