今はもう見なくなった、ウッドの材質パーシモン

クラブ・用品
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ゴルフクラブでウッドと呼ばれるものは、元々木から作られていたので、こういった呼び名になっていますが、今や素材の変化でさまざまなアイテムがあります。
でも、本来の意味で言うならば、木製が相応しく、当時よく使われていたものが、パーシモンです。
ヘッドの素材として使われてきたパーシモンは、アメリカ中部・東部・東南部産のカキノキ科カキノキ属の樹木です。

重厚でありながら、強靭かつ、密度が非常に高い木材で、靴の木型やビリヤードのキューなどにも利用されていました。
その中でもゴルフクラブのヘッドはこの材質でなければならないと言われたほど、適切なものでした。

国内生産の製品でも、一時期はカキノキなどを利用していたこともあったのですが、供給の問題からこの材質に移行していきました。

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ということで、一時期はその盛況を誇った材質だったのですが、飛躍的な技術の進化により徐々に姿を消していき、今はもう見ることがほぼなくなりました。

一部コレクションとして残ってはいるものの、実用性の問題から販売はされていません。
そして現実にラウンドで使用している人は、本当に趣味の人をのぞいてまずいないでしょう。

また、コレクション的価値はあまりついておらず、当時は主流で数が多かったということもあり、現在ではただ同然の値段で売られているか、廃棄処分を受けてしまうものになっています。

現在のクラブヘッドのような素材になる前の、20年前ごろには主流でクラブの名前にも名残を残す木材でしたが、時の流れとともに、まったく見なくなってしまいました。

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