乳がんと戦い続けた女子プロゴルファー瀬戸規子

プロゴルファー
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2010年8月10日、瀬戸規子さんという1人の女子プロゴルファーがこの世を去りました。
享年は49歳でした。
若くして乳がんを患い、長いプロゴルフの人生を、がんとの闘病生活と共に過ごした女性でした。
瀬戸さんが所属していた日本女子プロゴルフ協会では、ピンクリボン運動に参加していました。

誰しも乳がん検診は怖いものであり、足が遠のいてしまうものです。
しかも女子プロゴルファーは日本全国をツアーで回り、多忙な生活を送ることが多く、乳ガン検診の時間を作ること自体が難しくなります。

それまで、ほとんどの選手が病院に行くことさえできませんでした。
そのため、瀬戸さんは率先して選手たちに、乳がんの早期検診の大切さを伝える活動をしていました。

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一緒にコースを回る選手たちにも、乳がんの早期検診を呼びかけ、自分のように苦労しないようにと、沢山の選手に声をかけていました。

それだけではなく、さまざまながんセンターの医師に交渉し、トーナメント会場となるゴルフ場に、乳がんの無料検診バスを設置したのです。
これにより、選手たちが気軽に乳がん検診を受けることができました。

瀬戸さんの呼びかけに答えて、100人近い女子選手たちがゴルフ場で乳がん検診を受けました。

瀬戸さんの生前は明るい笑顔を浮かべることの多い人で、沢山の選手たちから慕われておりました。
裏では辛く苦しい闘病生活があっても、それを見せないように努力していたのです。

瀬戸さんが身を持って教えてくれたことが、今もゴルフ界に残っていることでしょう。

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